いい判子屋さんのつぶやき
印鑑屋の店主が今日この頃を目で見、感じた事を綴りました。
自給率
中学の授業に家庭科があり男子は木工・農業 どちらかの選択でした。
私は面白そうなので農業を選びました。

二人一組になり畑に うねを一本耕し大豆を植えるのですが隣のうねは
二人とも農家の子なのに私の相手はサラリーマンの子で二人とも農作が
全く判りません。

だから隣の子達のやることを同じ様に真似て うねを作り大豆の苗を植えました。

すると彼らは土手に行き野いちごを取っていた。

てっきり隣は作業が終わって遊んでいるのだと思い私達も野いちごをつんで
食べ遊んでしまいました。

終業のサイレンが鳴り その日はそのまま帰りました。

後日 畑へ行くと大豆の葉は全部野ウサギに食べられ何もありませんでしたが
隣のうねは茂っています。

根元を見ると何か草が置いてあります。
それは野いちごのつるでした。彼らは野いちごのイバラで苗を守ったのです。

又ある時は大きな穴を掘っていましたので私達も掘りました。すると彼らは
沢山の草を刈ってその穴へ入れました。

てっきり落とし穴を作っているんだと思い私達も喜んで真似ました。
そっと穴の上に草を敷き完成!

次の日に落とし穴を見に行くと誰かが落ちたらしく大きな穴が開いていました。
でも彼らの穴は草でふさがれていました。

やがて梅雨も明け、彼らは穴から腐った草を出して畑にバラ蒔いていました。
そうなんです。肥料を作っていたのです。

落とし穴の件では先生に叱られたのは言うまでもありません。

「畑は先輩達が一生懸命開墾して出来た畑だったのです。」  バカでした。

何も作れず単に遊んでいただけだったけど面白かった。
40数年前の話です。

今の日本を考えると段々畑を見て美しいと思うのか、
そんな所まで開墾し畑にした先祖の事を考えるのか、
あなたはどちらですか?

日本の自給率を考えると笑ってはいられませんが。


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